お菓子のSEKAI 

お菓子のことや日々の出来事などを書いていきます

パティシエの大事なお菓子道具の紹介。パレットナイフの使用方法。

こんにちは。

 

僕はケーキ屋で働きながら、お菓子のことを書いていますがなかなか更新が出来ない状態が続いています。長時間勤務に加え休みが少ないのもあり、家に帰って来たらご飯食べて風呂入って、寝るzzzzzz。

まあ、愚痴っても仕方ない!自分で選んだ仕事ですからね。

 

そんなパティシエ業をやりながらブログを続けて来ましたが、なんとか月に5〜6記事くらいのペースでは更新出来ています。色々なブロガーさんが言ってますが続けるのが大事なことであり、頑張って100記事目指そう!と思っています。(このペースだと2年近くかかる。)

 

さて、今回は私の商売道具を紹介します。

パレットナイフ です。(スパチュラと言う人もいます)

 

これ一つあれば様々な仕事が出来ちゃう、魔法のヘラです。

また、これを使いこなせるようになればもうあなたもパティシエの仲間です。(大袈裟ですね。)

 

知っている人は分かっているとは思いますが、主にケーキの土台を組み立てる時に生クリームをならす時に一番使用する機会が多い道具です。

 

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こんな風にデコレーションケーキの土台作りに使うことが一番多い道具です。この土台をきれいな円柱の形にならすのが最初は難しいのですが、生クリームの固さが大事でして、ゆるゆるの生クリームではきれいに角が出ないものです。

また、生地を3枚くらいの層にして作ることが多いですが、間に生クリームを塗るときもこのパレットナイフが一番使いやすいです。

 

その他にこんな感じで使用する。

・ケーキの移動。

すみません。持ち上げているのはケーキと思って下さい。

こんな風にパレットナイフでケーキを持ち上げ支えつつ、手を入れてケーキを持ちます。こうすることで、割と大きなホールケーキも持ち上げることが出来ます。パレットナイフ と手の2点で支えるので安定します。

 

・模様をつける。

 

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こんな模様みたことないでしょうか?

これはパレットナイフがあれば簡単に出来ちゃいます。

側面に丸く生クリームを絞ります。それをパレットナイフの先端で軽く潰すのです。

潰す角度によって形は変わりますが、横向きがいいでしょう。潰してから軽く上に引き上げれば写真のような模様が完成します。

丸く絞る生クリームの量で大きさは変わるので、何度か試すとすぐに出来るはずです。

 

・チョコ細工

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こんなチョコの飾りありますよね?

これもパレットナイフで作れます。

チョコレートを丸く絞り、パレットナイフで潰して引く。

但し、チョコはテンパリング(チョコの温度調整)をしておかないと綺麗に剥がせませんしツヤも出ないです。

これは結構上級のテクニックになりますので参考までに。

 

 

パレットナイフは主にクリームをならすのに一番使いますが、上記のような使い方もありパティシエにとって一番身近な道具だと思います。

また、長さも用途によって変えますし、L型のパレットナイフもあります。

 

L型のパレットナイフ

 

こんな形のです。
例えば大きい生地の上にクリームを塗る時、通常のパレットナイフですと持ち手にクリームがつき易くなったり、平にならすのが難しいのでこのL型のパレットナイフを使用します。持ち手がヘラの部分より上にあるためにクリームはつかないし、平にしやすいメリットがあります。
主にロールケーキをつくる時に使っていますよ。
 
 
選ぶ時のポイントは長さが大事になります。
 
家でデコレーションケーキをよく作るという方ならば、短すぎても使いづらいし長すぎても使いづらいのでヘラの部分が24cmくらいのを1本用意すれば割となんでも対応可能ですよ。
短いのも1本あれば小さいタルト型にクリームを詰める時とかはとても重宝します。
後は、重さや固さも大事になります。
やや重めのやや固めくらいが使いやすいのですが、それを判断するには実際に持って使わないといけないから、変に安っぽいのを買うよりは少しだけいいのを買うことをオススメします。
 
ちなみに私は家で使っているのは18cmくらいしかありません。
まだ、この仕事を初めて2年目くらいの時に買ったもので何も考えないで買ってしまいました。
結構いい値段したもので、とっても使い易いのですが短いです。短いとヘラの部分も細くて、クリームをならすのが難しいのです。
違うのを買えばいいのですが、道具に愛着が湧いてしまい買い換える気がしないのですよ。
 
道具って愛着わくものなのですね。